日出学園ではICT教育に力を入れており、
機材を充実させるだけでなく、
必修は2単位の普通教科「情報」についても、
卒業までに最大で6単位学ぶことができます。
取り組みの概要についてはコチラをご覧ください。
さて、メディアリテラシーを習得する上で、
「社会と情報」の実習へ今年から新しく「ピクトグラムの作成」を組み込みました。
「ピクトグラム」というのは「非常口」や「トイレ」のマークなど、
単純図形で視覚的に何か注意を促したり情報を伝えたりするマークのことを指します。
1964年の東京オリンピック開催時には、
当時の日本人と外国人の間を取り持つために多くのマークが開発されました。
簡単なようで奥が深く、
「対象者の属性(年齢や性別、知識)」「活用場所」「目的」等をもとに、
「ひと目でわかる」「印象に残る」デザインに圧縮していくことは
「情報デザイン」の根本的な作業過程でもあります。
今回は、情報授業最初の実習として「独自デザインのピクトグラム作成」を据えてみました。
パワーポイントを用いて、単純図形を組み合わせながら作り出したい形に仕上げていきます。
単純図形の組み合わせで複雑な物体表現を行うこと自体も、
また重要な学習になります。
作成後は製作者の名前と作品のタイトルを伏せた上で、
相互評価を行いました。
相互評価後は名前とタイトルを種明かしし、
互いの作品について講評を行います。
「当たった!」あるいは「これ△△って意味だと思った!」と声が飛び交い、
また「内職禁止」や「カンニング禁止」といった高校生ならではの作品も多く、
導入として大変良い実習となりました。
優秀作品はまた学期末に掲示していく予定です。