「小学校におけるプログラミング必修化」が昨今話題になっておりますが、
日出学園高3の選択情報では2学期「ロボットプログラミング実習」に取り組みました。
今回実習に用いたのは「Robotist(ロボティスト)」という教材で、
Arduinoをベースに設計されたStuduino基板を用いてプログラミングを行います。
中学校の技術科用に開発された教材ですが、
大変自由度が高い教材ですので、テキストを高校生向けにアレンジした上で全8回実習をやってみました。
男女混合の4人で1チームとなり、
さらにプログラミングチームとロボット組み立てチームに分かれ実習を進めていきます。
ロボットは全てバラバラの状態でケースに収納されており、
基板以外の部分の組み立ても全て1からスタートです。
双方の作業がある程度まで進むと、次はロボットとコンピュータを接続して、
実機で動作を確認します。
StuduinoのプログラミングはScratchベースのビジュアルプログラミングなので、
タイピングが苦手な生徒でも本質的なアルゴリズムの学習に集中することができます。
実機での動作確認が終わると、課題ごとに教員の前で動きチェックをします。
生徒に与えた課題は「信号機制作」「自動運転車制作」「ライントレースカー制作」「自動運搬車制作」です。
単純なコンピュータ上でのプログラミングと異なり、
実機の動作は照明環境やタイヤの滑り等の影響を強く受けます。
「動くはずなのに~」「今度こそできた!」「タイヤが後ろにしか回らない…」等など、
教室は実習の時間中、生徒たちの悲鳴や歓声でいっぱいです。
課題はそこそこに、
走りながら音楽を演奏したり、LEDの点灯を繰り返したりする車に改造している班もあります。
(「エレクトリカルパレードみたい!」という生徒の一言が印象的でした)
ロボット実習終了後は卒業までに各自が卒業制作・卒業研究に取り組みます。
最後に、情報科では日出祭にてパソコン部と合同で作品展示を行います。
今回紹介したロボットは展示できませんが、
・統計グラフポスター(高2情報科)
・3Dプリンタ実習(高3情報科)
・CG作品(パソコン部)
等を展示予定です、是非ご覧ください。