2学期の授業が始まり、
日出学園情報科授業では「プログラミング」に全科目一斉で取り組んでいます。
社会と情報(高2必修)2コマ実施
必修の情報科では「仕組みを体感する」ことを目的に2コマプログラミングを行っています。
1コマ目では身の回りのシステムの仕組み、プログラミングの本質を学ぶことを目的に、
まずは「ドリトル」と呼ばれる日本語プログラミング言語を用いて、
「宝探しゲーム」を作成します。
2コマ目は「アルゴロジック」を活用して、アルゴリズムについて学びます。
単純なゲームのようですが、順次、反復、分岐の3つの制御構造を深く理解することができます。
デジタルコンテンツ演習(高2選択)5コマ実施
モノづくりを前提とするデジコンの授業では、Scratchを2コマ、Processingを3コマ扱います。
Scratchはブロックを組み合わせることで動作するプログラミング言語で、
キーボード操作の苦手な生徒でも無理なくプログラミングを学ぶことができます。
Processingは芸術系大学等で主に活用されているメディアアート用の言語で、
単純な命令の組み合わせで美しいグラフィックスやゲームを作成することができます。
11月以降のデジコンは自由製作期間となり,
学んだ内容を発展させてオリジナルのコンテンツを製作します。
情報の科学(高3選択)10コマ実施
情報の科学的な理解を目的とする情報の科学では、
2~3人1組のグループで実際にロボットを組み立てます。
プログラムはScratchベースですが、
内容はライントレースカーや衝突回避車等高度なものになっていきます。
プログラミングの目的は多々ありますが、
日出学園が大事にしているものに「やってこそわかる」があります。
無味乾燥に思えていた機械に対して、ペットのように愛着がわいてくる感覚。
どんなに複雑に思えるシステムも、実は単純な組み合わせで動いていること。
楽しみながら、色々な気付きを生み出していくことができればと思います。