昨年度に引き続き今年度も高3の「情報の科学」では、
ロボットプログラミング実習を行いました。
実習の内容については昨年度のブログ記事
ロボットプログラミング実習を、ご覧ください。
以下では、実習後の生徒達の感想をいくつか紹介したいと思います。
●今回のプログラミングは本物の車にも応用されていることもわかりました、社会でもたくさん活用されていることがわかり将来の仕事も今回の経験が役に立てば良いなと思います。
●普段身近にあるロボットたちが、このような細かいプログラミングの元動いているというところにも感動しました。
情報科の実習で私が一番大切にしていることが「ものづくり教育」と「意識教育」のサイクルです。
実際の統計調査を通して、あるいは実際のコンテンツ制作を通して、
はじめてメディアリテラシーや著作権の素養は養われます。
プログラミング実習もまさにその1つで、今年度は技術から情報社会を捉えなおすことを強く意識しました。
授業で作成するタッチセンサカーやライントレーサーはそのまま、
自動運転車の衝突回避や路面情報検知のシステムに使われています。
●書いてあることをそのまま写してやるよりも自分で考えてプログラミングしたほうが動いた時のうれしさが全然違うなと思いました。
●プログラミングを作る時ロボットにどう動いて欲しいかをイメージし、その通りに作っていけば上手く動いてくれた。
●今回の実習でロボットを動かすのにそこまで複雑な行動命令は必要なく一つ一つが簡単な動作をくっつけていきプログラミングを作るものなんだなと知りました。
●自分の班のロボットは、動かすとすごくカタカタしていたので、その原因である重心を調整しながら組み立てるのもまた面白かったです。
「プログラミング」と言うと数学や英語の文字列のイメージばかりが先行してしまいますが、
単純にプログラミングそれ自体が実はとても楽しいことも知ってもらえたようです。
●機会があればいつかペットみたいなのを作ってみたいと思いました。
●途中からロボットが何を考えているのかよくわからなくなり(おそらく何も考えていない)その目玉を見るのが怖くなりました。
●最近のプログラミングを習いごとにする子供が増えている理由がわかりました。物事を順序立てて思考する力を身につけることができます。もうちょっと早くからやってれば…。
また、実習を通して情報教育そのものの価値や、ロボットとの付き合い方に目を向けられた生徒もいました。
高2「社会と情報」でも「認知科学編」と題した3回の講義で、「ヒトと機械の違い」について現在学んでいます。
日出学園ではパソコン操作に留まらない、
真に情報社会に参画する態度を育てていく情報科教育を今後も続けていきたいと思います。