コミュニケーション・ディベート in Life is Tech!
昨年、一昨年に引き続き、3月9日(金)に Life is Tech! 取締役の讃井康智さんをお招きして、学習クラブ「コミュニケーション・ディベート」を開催しました。
(「コミュニケーション・ディベート」については、こちらのサンデー毎日増刊号の記事をご覧ください。)
参加者は、日出学園高校1,2年の生徒たちと卒業生、教員。そして、Life is Tech! 取締役の讃井康智さんです。
今回のテーマは「シンギュラリティ後のポジティブな未来を想像(創造)しよう」。
参加者には、下の文書を前もって配布し、自分の意見を考えた上でディスカッションしました。
今回は Life is Tech! の本社を会場として利用し、会社見学もさせていただきました。
讃井さんからは、「今の時代は、この100年で一番面白い」などのお話しをいただき、参加者からは「ヤバいくらいにエキサイティングだった」といった感想がありました。
そして、讃井さんからは、さらに「またやりましょう」との話をいただきました。
お言葉に甘えて、「コミュニケーション・ディベート with Life is Tech!」第4弾を企画していきたいと思います。
今回も、讃井さん、Life is Tech! のみなさん、ありがとうございました。
これからも、さまざまなテーマで「コミュニケーション・ディベート」していきます!
————————— 以下配布文書 ——————————
コミュケーション・ディベート 準備資料 ディベート日 2018/03/09
テーマ:「シンギュラリティ後のポジティブな未来を想像(創造)しよう」
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
これは,フランスの小説家ジュール・ヴェルヌの有名な言葉です。実際に人間は,飛行機・ロケット・テレビ・インターネット・VR(バーチャルリアリティ)など,昔には荒唐無稽といわれていた非常に多くのことを,科学技術を用いて実現してきました。
近年の情報・科学技術の進歩は目を見張るものがあり、これからの二、三十年には、さらに爆発的な進歩があるといわれています。AI(人工知能)の能力が人間を上回る「シンギュラリティ」が2045年に訪れると予言する人もいます。
これらのことについて,学校でも,「将来はAIに人間は仕事を奪われる。AIにできないことをする人だけが生き残れる」などと生徒に話している先生を見かけることも度々で,昨年度のコミュニケーション・ディベートでも,将来の科学技術の進歩に対して,不安を感じている中高生の参加者が数多くありました。
今回,「ディベート」に参加していただく讃井さんは,facebook で「中高生がAI怖いなんて思うのは,教育者側である私を含め大人の怠慢なんじゃないか」と書かれています。
さらには,上のヴェルヌの言葉からすれば,現代の若者(中高生)が,ネガティブな未来を想像すればネガティブな未来が創造され,ポジティブな未来を想像すればポジティブな未来が創造されるのではないでしょうか。
1.まず,不安について明らかにしておきましょう。科学技術の進歩の先にある将来にどのような不安がありますか?
2.どんなに荒唐無稽でも良い(荒唐無稽なほうが良い)ので,科学技術の発展の先にある,ポジティブな未来を想像してください。
3.他の参加者の,未来についての想像を聞いて,興味を持ったものについて感想を話してください。