日出祭出展「哲学戦隊倫理ンジャー」(高2 AIと倫理_02)
日出学園では、10/3(土)に日出祭(学園祭)が行われました。
日出祭ではクラスや部活動だけでなく、教科や委員会による展示枠もあります。
高2の選択科目「AIと倫理」も日出祭に出展しました。
AIと倫理についてはコチラ↓
映像授業「人間とは何か?」(高2 AIと倫理_01)
展示名は「哲学戦隊倫理ンジャー」。
1学期から日出祭までの間に習った哲学者達が同じ時代、場所に集合したら……という設定で、1本の漫画を仕上げました。
【PV】
漫画はコチラ
この作品に辿り着くまでには、様々な試行錯誤がありました。
そもそもの始まりとして、高2「AIと倫理」は当初、履修希望者の数が開講下限に達さず、開講の危機に陥っていました。
その中で集まった6人だった為、日出祭展示の目的をまず「哲学に興味を持ってもらう(結果、次年度の履修希望者を増やす)」ことと定め、
ブレスト及びKJ法で具体案を詰めていきました。
その後、「漫画」を基本軸とすることが決まり、最初に手を付けたのはキャラクタと物語の設定の考案です。
親しみを持ってもらえることを第一としながらも、哲学者それぞれの思想と物語が矛盾することのないよう、
教科書や資料集、メディアセンターに所蔵されている哲学者達の著書や図鑑を駆使して、議論を続けました。
「プラトンはこんなこと言わないでしょ」「万物の根源を水としたタレスなんだから、やっぱり学園は水に関係した方が良いんじゃない?」と、
結果的に授業で扱った以上に、深くそれぞれの思想を理解することができたように思います。
(細かな矛盾や偏りはご容赦ください)。
構想が固まった後は、必死に漫画を描き続けました。
100部を製本し、当日は無事完売御礼(無料配布ですが)。
当時の様子です、即売会を模してみました。
西洋哲学に関する学習はそろそろ終わり、続いては東洋思想について学習する予定です。
東洋思想についても、漫画の作成に類似するような、学びを深化する活動を何かしら取り入れてみたいと思います。