コミュニケーション・ディベート with 千葉県言語聴覚士会
千葉県言語聴覚士会副会長で日出学園高校の卒業生である宮阪美穂さんをお迎えして、学習クラブ「コミュニケーション・ディベート」を開催しました。
(「コミュニケーション・ディベート」については、
こちらの朝日新聞DIALOGの記事をご覧ください。)
参加者は、日出学園高校の生徒たちと卒業生、教員、宮阪さん。
コロナの影響で間が空いてしまいましたが、ようやく2年半ぶりにゲストをお招きしてのコミュニケーション・ディベートを開催することができました。
今回は「言語聴覚士」がテーマです。
会の最初に宮阪さんから言語聴覚士の仕事などについての講義をしていただき、その後宮阪さんを囲んで、参加者全員で対話しました。
最初の講義は、
人生で言語聴覚士に出会わないほうが良いかもしれない。でも、出会う道にあるのなら「この人に会えてよかった」と思える言語聴覚士でありたい、
という宮阪さんの想いのこもったものでした。
説明のための動画の撮影と使用を許可してくれた失語症の患者さんのご協力にも感謝をしたいと思います。
そしてそこから参加者全員の質問に宮阪さんから答えていただき、宮阪さんからも参加者に質問をいただき…と、かなり濃密な対話の時間となりました。
参加者の感想でも,
今回このようなお話を聞かせていただき、言語聴覚士をはじめ、現場での方の様子を知れて、有意義な時間となりました。将来の仕事や生活だけでなく、まわりの方との関係を改めて見直す機会にもなりました。私も人の役に立てるような人になりたいです。
お話を聞きながら私は、完治することのない患者さんと寄り添っていく事は辛いことなのではないかと思っていました。しかし、長い期間をかけて寄り添っていく関係性の素晴らしさを知りました。この関係性があるからこそ、たとえ小さな成長だとしてもそれに気づくことができ、患者さんとの間に信頼関係が生まれるのだなと感じました。様々な年齢でそれぞれ症状が違う中、病状だけでなく心にも寄り添ってくれるということを知って言語聴覚士の素晴らしさについて深く学べた気がしました。
といったものがありました。
宮阪さん、どうもありがとうございました。
これからも、さまざまなテーマで「コミュニケーション・ディベート」していきます!