日出学園の活動日記BLOG

情報科

(情報科)リサイクルのための自動分別ゴミ箱を作ろう

6年「情報の科学(選択)」にて、THKものづくり探究教材「リサイクルのための自動分別ゴミ箱を作ろう」を使用した授業を実施しました。
4人1組のグループになって、「スチール缶」「アルミ缶」「ペットボトル」を自動的に分別するゴミ箱を作成します。
https://www.monozukuri-zero.com/monozukuri-training-kit/

情報科の授業では、ソフトウェアのみを扱うことが多いです。
しかし、実際の多くのシステムは、ハードウェアとソフトウェアの協働によって動作しています。
この教材は、micro:bitによるプログラミングだけでなく、
サーボモータ付きスロープの配置の工夫によっても異なる動作を実現することができ、
ソフト・ハードの双方から問題解決の方策を考えることができます。

実際に生徒達は「ペットボトル」「アルミ缶」「スチール缶」を入れながら、期待する動作となるか確認&改良を繰り返していました。

最後には発表会を実施し、「安定性」「捨てたくなるか」の2つの側面から実演・投票も行いました。

「種類によってLEDの点灯や音が異なる」「スロープの枚数を2枚にまで削減した」等、種々の創意工夫も見ることが出来ました。

以下、生徒たちの感想抜粋です。
・工学部に進学しようと考えているので良い機会になりました。
・自分で分別させるために角度などを計算しプログラミングしたことが楽しかった。
・分別という面では小学校の夏休みの工作で小銭を分けれられる貯金箱を作ったことを思い出しました。今回はただ工作ではなくプログラミングを利用して分別装置を作ることが出来てとても勉強になりました。
・私は物理も苦手で工学分野の進路を選択するわけではないが、何かを創り出すことって楽しいなと感じた。現状から改善策を考えて実行し、最良のものを目指して繰り返し挑戦する姿勢は実生活にも活かされると思えた。

「情報の科学」では、この後応用的なプログラミングを数時間勉強した後、高校生活の集大成となる「卒業研究・制作」に取り組みます。
今回の経験を踏まえて、より良い研究・制作に取り組んでもらえればと思います。
(情報科・武善)