日出学園の活動日記BLOG

情報科

情報Ⅱ『モデルを用いた画像認識「自動で顔にぼかしを入れよう!」』


今年度より、日出学園でも「情報Ⅱ」の授業が始まりました。
日出学園では情報Ⅰを4年(高1)で履修し、選択者が6年(高3)で「情報Ⅱ」を履修します。
今年度は履修者が45名にものぼり、TT形式で様々な実習中心の授業に取り組んでいます。

「情報Ⅱ」では、最近話題のAI(人工知能)についても、より実践的に取り扱います。
AI(人工知能)を活用したプログラミングについて、まずは【モデルを用いた画像認識「自動で顔にぼかしを入れよう!」】に挑戦しました。

授業は、文科省Webページ「情報Ⅱ解説動画」で公開されている同名の動画をベースに行いました。

動画内容を理解しながら、生徒達はGoogle ColaboratoryでPythonプログラムを組み、様々な顔画像ファイルに対して、顔認識を試みました。

実習後の生徒達の感想・考察の一部です。人工知能の判定結果を単に鵜呑みにするだけでなく、人間の認識と同じところ、異なるところの発見等にも踏み込むことが出来たように思います。

・サングラスを掛けていると反応しませんでした→目のパーツを認識できないから?
・月面にある顔に見えるものはAIには認識されなかった。
・モナリザなどの人の絵などは本物の絵も簡単に描いたイラストでも顔として認識された。しかし、ドラえもんや猫などは認識されなかった。
・雨穴さんは顔として認識できた。
・情報系への興味が俄然出てきました。

 

動画を発展させて、Cascadeファイルを正面顔から「目」や「猫」へ変更して試した生徒もいました。
・AIで生成した画像のキャラクターの目は認識されたのが面白かった。バーチャルアイドルなどのイラスト系はぜんぶダメでした。
・猫の顔や眼も認識して、モザイクを付けることができた。

情報Ⅰに比べると、少し長めのプログラミングに苦戦しながらも、「この画像ならどうかな?」「私はこれを試した!」と生徒同士でもよく交流しながら、楽しく取り組めたと思います。

(情報科 武善紀之)