日出学園の活動日記BLOG

Educere!「Adobe講座」開催しました

メディアセンターイベント「Educere!」Vol.4として「Adobe講座」を開催しました。

「Educere!」とは、学内外からゲストを招き、生徒に「学び」・「出会い」・キャリアパスや人生への新たな気づきを「発見」する機会を提供することで、
視野を広げることを目的とするイベントとして、2023年度よりメディアセンター主催で開催しています。

今回は、メディアルームリプレイスでAdobeソフトが使えるようになったこともあり、本校で勤務している、卒業生の加藤さんに、Adobe講座を開催していただきました!

全4回の開催の様子をお届けします。

 


Adobe講座の講師役を務めた加藤です。

デジタルハリウッド大学という、お茶の水にキャンパスのある大学で、映像制作を主に学んでいます。

この度、5月18日から四回にわたって行われたAdobe講習会の記事を書くことになりました。よろしくお願いします。

 

Adobe講座は、全4回にわたって行われた、Adobeソフトの使い方の基本を学ぶ講座です。

Adobeのソフトウェアは、クリエイターの業界基準として使われているソフト群の一つで、今回の講座で取り扱うAdobePhoto shop、Illustrator、Premiere pro、After effectsの四種類の他にも色々なソフトウェアを使うことができます。

今回の講座では、メディアルームにあるPCで生徒なら誰でも無料で使える四つソフトの基本的な使い方を学ぶ、というコンセプトのもと、それぞれのソフトの違い等の座学を交えつつ教えていきました。

 

Photo shop

第一回の講座はPhoto shopでした。

Photo shopは、主に画像編集をする際に使うソフトで、写真の合成や編集、SNSのサムネイル画像作り、など、様々な用途に使われます。

この講座では、「レイヤー」という層のような機能の理解、飛行機の素材を使った切り抜き合成を行いました。

私自身、初めての教師役だったのでとても緊張しましたが、終わったのちに集めた感想カードで楽しかったと言ってもらえて、とてもホッとしたのを覚えています。

 

Illustrator

第二回の講座はIllustratorです。

Illustratorは、ピクセルを使って画像を作成するPhoto shopとちがい、線と塗りの情報のみをつかって画像を作成するソフトで、いわゆる「画質」が存在しない画像を作れるのが特徴です。

主にロゴ制作や印刷物の制作に使われることが多いこのソフト。出来ることは限られていますが、Adobeソフトの中で一番難しいと言っても過言ではない機能を主に使うことになります。「パス」という機能です。

パスは通常絵をかくときに使うペンと違い、頂点と線、曲がり幅をそれぞれ設定しながら描画していく機能であり、Illustratorに画質が存在しない最大の理由となります。この機能の習得には1か月近くかかるとも言われています…

結局、参加者全員がパスを使いこなせず、最後までパスに慣れる練習をしていたため、当初予定していたロゴ制作まで進めませんでした。

次回があれば、パスに慣れる過程をもっと工夫し、より早く慣れるように出来ればと思います。

 

Premiere pro

第三回はPremiere proです。

こちらはこれまでの2回とは違い、映像制作用のソフトとなっています。

主に字幕付けやカット編集、動画全体の色見の調整に使われることが多いソフトです。Abemaのバラエティー番組は、このソフトで全て編集されているものもあるようです。

この講座では、あらかじめ用意された素材をいくつか選び、自分なりに字幕やBGMを付け、動画として書き出すという一連の流れを教えました。

YouTuber等の動画クリエイターが増えている昨今、映像が作りたいという需要も増えているのでしょうか。そうだといいな。

 

After effects

早いものでもう最終回です。

ラスト第四回の講義はAfter effectsです。

このソフトも映像制作用のソフトなのですが、Premere proよりも細かな編集に特化したソフトとなっています。

CGの実写合成から、動画の一部分の色見編集、リリックビデオの歌詞入れまで、あらゆることに対応出来、シン・仮面ライダーの3DCG合成や、うたってみた等の曲のMV、アニメの撮影処理等、こちらもあらゆる分野で使われています。

今回の講義ではグリーンバック素材動画の合成を行いました。

After effectsはどうしても細かな作業が増え、難易度も跳ね上がってしまうため、もっと簡単なチュートリアルから初めてもよかったな、と思いました。

特に、After effectsのUIは小さいので、それも分かりづらさに繋がってしまったのかなと思います。

 

四回の講習を終えて

冒頭でもお話しした通り、「Adobeソフトの基本的な使い方を学ぶ」を今回のコンセプトにしています。

せっかく在学しているだけで無料でAdobeソフトという業界基準のソフトが使えるんだから、使い方がわからなくて使えないのはもったいない!と思い、今回の講習を企画しました。

実は構想自体は去年からありました。紆余曲折あってなかなか開催できませんでしたが、なんとか開催することが出来ました。

この講座を通して、生徒の皆さんに少しでも創作が「難しいけど楽しい」と思ってもらえたら、幸いです。