林間学校 3班 (ダイジェスト)
暑い…。
バスから降りると子ども達の顔が歪みます。
帰りの三芳サービスエリアでの休憩で、ふと、林間学校での軽井沢は涼しかったなぁと、山荘で過ごした3日間を思い返すのでした。
夏らしい青空のもと、3班は、27日に学校を出発しました。
3年生も4年生も、車内はカラオケ大会。
子ども達の元気いっぱいの歌声で溢れていました。
途中、渋滞はありましたが、予定通り山荘に着くと開校式を行いました。
その後、おうちの方の作ってくださったお弁当を裏庭のテーブルで食べ、午後は球技大会を行いました。
部屋ごとの男女混合で、総当たりのドッジボールをし、全勝した東西5班が優勝しました。
おやつに、ワッフルとグレープジュースをおいしくいただいた後は自由時間です。
鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり、木立の中を歩いたり、普段の学校生活ではできないことを子ども達は始めていました。
軽井沢と言えども、日中は30度まで上がったそうですが、樹々に囲まれた山荘では、幾分涼しく感じます。
夜は、ホールに集まって、二日目に行う予定のキャンプファイヤーの練習をしました。
家でもきっと練習をしてきたのでしょう。
レク担当の4年生が全体をリードし、3年生と一緒に歌や踊りの練習をしました。
夏になると毎年、山荘で料理を作ってくださる厨房の方は、みんなの歌声を誉めていました。
その後、初日恒例の布団の敷き方、班長会議をして1日目を終えました。
2日目は、イベント盛りだくさんの1日でした。
6時半に起床し、ラジオ体操、山荘近隣の散策をしました。
山荘を東西に5~10分ほど歩くと、しなの鉄道やキャベツ畑が見えたり、浅間山が見えたり…。
朝の涼しい空気の中、気持ちの良い森林浴ができました。
朝食を終えると、教室でお手紙を書きました。
あらかじめ住所が書かれたはがきの通信面に文章とイラストを描きました。
書き終えた子ども達は、山荘受付にある郵便ポストに投函しました。
月曜辺りにお届け先に届くことでしょう。
林間学校人気イベント第2位の飯盒炊さんの時間がやって参りました。
班ごとに役割を決めて仕事に挑みます。
米とぎ、皮むき、切る、洗う、招待状書き…。
みんなで協力し、それぞれの役割を楽しそうにこなしてできたカレーライス。
招待をした先生や山荘でお仕事をしてくださる方と一緒に食べました。
どの班のカレーも美味しかったです。
片付けが終わったら、お昼寝タイムで体を休めた後は、バードコール作りです。
キットに色を塗ったり絵を描いたり…。
オリジナルのバードコールが出来上がりました。
一段落したところで、しおりのスタンプ押しをしました。
台紙のしおりには、その時その時の思い出が日記として沢山書かれていました。
おやつのトウモロコシとクーリッシュを食べると、キャンプファイヤー担当の4年生は練習、3年生は自由時間となりました。
途中、雷が鳴ったのでお部屋に戻って静かに過ごしました。
夕食を済ますといよいよキャンプファイヤーの開始です。
厳かな雰囲気の中、火の神、火の子が登場します。
学校生活での様々な誓いをすることで火の子が火をもらい、井桁に点火しました。
大きく燃え盛っていた炎も、レクリエーションをみんなで楽しんでいるうちに、いつの間にか小さくなっていました。
そして最後はしんみりと「今日の日はさようなら」を歌いキャンプファイヤーは幕を閉じました。
担当の4年生たちの司会や火の子やレクリエーション、とても素晴らしかったです。
あっという間に最終日。
10分早く起きて、寝具の片付け、出発の準備です。
予定を5分過ぎての朝食となってしまいましたが、この3日間、時間通りかそれより早いスケジュールで進んでこれました。
トイレのスリッパが常に整頓できていたり、班長を先頭に静かに山荘内を移動できたり…。
これも、日頃の学校生活や宿泊学習で身についている4年生のおかげ、初めての宿泊学習でも4年生の言うことをよく聞いてやっている3年生の頑張りだと思います。
3日間を過ごした山荘を後にし、最初に訪れた場所は小諸城址懐古園です。
石垣に歴史を感じながら、城下に流れる千曲川を見ました。
お昼は、峠の釜飯で有名なおぎのやで釜飯を食べました。
おいしかったからなのか、陶器の釜を持ち帰るのがお目当てなのか、半数が完食し、器を持って帰りました。
学校へ到着すると、予定より30分も早く着いたのにもかかわらず、沢山の親御さんが迎えに来てくれていました。
今夜は、この3日間でいっぱい成長した子ども達の話を聞いて、たくさんたくさん褒めてあげていただきたいと思います。