理科と社会の授業(3年生)
3年生の理科では、ゴムと風の力の働きを学習しています。
ゴムでっぽう、ヨーヨー風船、こいのぼり、風で動く船……
今までの経験や知識から、ゴムや風に物を動かす力があることは何となくわかっています。
今回は、実際にゴムと風の力の働きを調べることによって理解を図るとともに、観察実験の能力を身に付けます。
そこで、ゴムや風の力で走る車の組み立てキットを配付しました。
まずは、内容品をよく確認し、一つひとつの部品に丁寧に名前を書きました。
みんなで同じものを使っているため、記名をしないと紛失の恐れがあるからです。
これだけでも大変な作業です。
「発射ボタン……スイッチ……車体……タイヤ……」と、声に出しながら部品を一つひとつ確認している児童もいました。
すると、段々仕組みが分かってきたようです。
そして、はさみを使って丁寧にパーツを切り離しました。
部品に余計な部分が残らないよう、真剣に作業していました。
明日は、組み立てた車を、風の力で走らせてみます。
強い風、弱い風をそれぞれ当てたときに、物を動かす働きはどうなるでしょうか。
また、車に取り付けた風あての大きさを変えたとき、車の進む距離はどう変わるでしょうか。
比較して考えることで、結論を導き出せるようにしたいと思います。
5時間目は、社会の時間です。
社会科の学習では、「働く人と私たちのくらし」という単元で、スーパーマーケットについて調べています。
今日は、先週見学に行ったスーパーのチラシを見て、商品がどこからやってきているのかをまとめました。
ももは、福島県から。
梨は、千葉県から。
うなぎは鹿児島から。
きゅうりは、岩手県から。
トマトは、青森県から。
なすは、群馬県から。
国内の様々な県から、届けられていました。
蒸しだこは、モーリタニアから。
鮭は、チリから。
まぐろは、マルタから。
海外からも、様々なものが運ばれてきていることに気が付きました。
毎日のように利用しているスーパーマーケット。
当たり前のように並んでいる商品が一体どこからやってきたのか。
店員さんたちは、レジ打ち以外にどんなお仕事をしているのか。
たくさんのお客さんに来てもらうために、どんな工夫をして売り場を作っているのか。
身の回りの出来事だからこそ、改めて考えたことはなかった!という3年生が多いです。
2学期には、農家の人々や工場で働く人々の仕事についても学習していきます。
身近なことから、「どうしてだろう?」と疑問を持ち、自ら世界を広げていける3年生であってほしいなと願っています。