もしものときのために…
本日は曇り時々雨という、朝から実施が心配になる天気でしたが、雨に降られることなく着衣泳を実施することができました。
着衣泳というのは、服を着た状態で水の中に入る経験をすることで、今後の水難事故を予防するための活動です。
準備体操をして、服を着たままシャワーを浴び、いざ入水します。
いつもの水泳の授業とは違う格好ですから、みんな戸惑いながら入水します。
歩いたり、バタ足練習をしたり、実際に服を着たまま泳いでみます。
衣服が身体にくっついて重く感じたり、泳ぎ始めたときにズボンが脱げそうになったり、水から上がる時にはなかなか上がれなくて友達に助けてもらったりと、いつもと違う感覚を体験することができました。
次に空のペットボトルを胸に抱え、身体を浮かせる練習をしました。
お手本の先生の様子を見て、「ラッコみたい!」「おお~浮くんだ!」と興奮していました。
実際にやってみると、上手に浮くことができている子が多く、1分間その状態を保持することができていました。
最後には、ライフジャケットを着用して泳ぐ練習です。
浮力でライフジャケットが浮いてしまうため、肩のあたりを押さえながら、仰向きで泳ぎます。
ライフジャケットをはじめて着用する子たちは、友達同士で助け合いながら装着し、水の中で浮いて移動できることに驚きと楽しさでいっぱいでした。
夏のレジャーの際のプールや海の事故、豪雨や津波の際の水害など、今後生活していく中で見舞われることがあるかも知れません。
もしものときのために、水場に行くときは今日の授業のことを思い出して行動できるとよいですね。