登下校からつながる思い
毎日たくさんの荷物を持って登下校しなければならない小学生。
学校から家に帰るまでの道は、たくさんの人が行き交う道路や交通機関。先生から子ども達へ、道の歩き方、声の大きさ、やって良い事とやってはいけない事、たくさんのルール確認がなされます。
入学したばかりの1年生。この短期間でルールを覚えようとがんばっています。4月に入学してからこの短期間で並ぶのも歩くのもはやくなりました。
一方、上級生。すっかり通いなれた道になり、時にその油断が周囲の迷惑行為につながってしまっている姿も見受けられます。クラスの学級会でも登下校のルールについて議題に上がります。その中、ある子の発言で印象的なものがありました。
「電車で具合が悪くなってしまった時に、(大人の方に)席を譲ってもらったんです。だから、電車の中では迷惑にならないように静かにしています。」
一見当たり前の行動のように見えるかもしれないのですが、この子の発言からは地域の人に助けて貰ったという経験を次につなげたいという自分の思いが感じられます。人に言われたからやるではなく、助け合うとはどういうことかを自分で考え適切に行動する、そんな子ども達が増え、地域の方々と良いつながりがもてることを期待したいです。