野菜スタンプで絵を描こう
朝、夕の空気の冷たさを肌で感じ始めてきました。
秋も深まり、間もなく冬への準備に入っているかのようです。
ですが、児童は寒さなんてなんのその。
未だに半袖のシャツで登校する児童の姿を目にすると、「さすが、日出っ子」と感心してしまいます。
そんな元気いっぱいの日出っ子、2年生の活動を紹介します。
生活科の学習でミニトマトを育て、今は屋上の畑でジャガイモを育てています。
野菜の育つまでの観察はしていますが、その野菜の断面図を見せて「なんの野菜でしょうか?」と問うと「これ…なんだろう?」と。
スーパーなどに並んでいる野菜の姿、名前は知っていても切った形だけを見ると意外とわからない児童も多くいました。
そこでたくさんの野菜の断面図を見せると
「何だか面白い形だね」「星みたい」「雲の形の一部だね」
など様々な声を聞くことができたので、その形を上手に利用してスタンプを作り絵を描いてみることにしました。
グループで話し合い、どんな野菜を持ってきたいのかを相談し、分担をしました。
まずは持ってきた野菜がどんな形のスタンプになるのか、試し押しをしました。
さあ、早速絵を描き始めます。
自分の野菜だけでなく友達が持ってきたものを貸し借りしながら思いのままに画用紙に押していきます。
重ねて押す、並べてみる、まとめて押す…など予想もしなかった形に偶然ながら
「すごい、こんな形になった。まるで宇宙人みたい!」
など感嘆の声が教室中から聞こえてきます。
出来上がった作品を見るとどれも個性的で、それぞれの中に世界や物語が作られていました。
友達との交流により、アイデアが広がったり良いところを真似てみたりと、普段も見られる姿ですが、今日はひときわ多く、そして素直に受け入れ活動に取り入れている姿があちらこちらで見られました。
料理をする際の切り方で見栄えや味のしみ方が変わると言われますが、切り方の違いで子どもたちの想像力が無限に広がっていたことに完成した絵を見て感じさせられました。
違う季節の旬のお野菜も使って楽しんでみたいとも思いました。この絵は皆さんはどんな風に見えますか?
ぜひ、ご自宅でも「切り口」について会話してみて下さい。