はじめてのリコーダー(3年生)
3年生になると音楽の授業でリコーダーの学習が始まります。
3年生はみんな、リコーダーの授業が始まるのをとっても楽しみにしていました。
子ども向けの楽器と思われがちですが、ソプラノからバスまで種類はたくさんあり、ヨーロッパのバロック時代から使われている歴史ある楽器なのです。
子どもたちが演奏するリコーダーはソプラノリコーダーです。
保護者の方のなかにも、小学生時代に学校で練習したことがあるという方も多いのではないでしょうか?
日出学園では運動会に5年生、6年生の鼓笛行進があります。
3年生も、リコーダーを始めたその瞬間から、鼓笛隊への憧れを胸に秘めて練習を進めていきます。
誰でも簡単に音を出すことはできますが、その音に心を込めたり思いを込めたり表現していくには、技術がいります。
肘をつかないように、背中はまっすぐ、安定した息を入れるために大切な姿勢を確認します。
穴は隙間のないようにしっかり塞ぎます。
息は「シャボン玉をわらないように」くらいの息…。
これがなかなか難しい。
そして、タンギングといって、舌を使って息の出し止めをする演奏法を練習します。
一つ一つは、できても全部一緒にやろうとすると…。
英語のtwo(2)のを発音するときの下の動きで、トゥトゥトゥと歌いながら練習します。
それができたら、今度は声を出さずに息だけで、タンギングの練習をします。
そして、実際に音を出してみます。
みんなとてもいい姿勢ですね。
あれ?右手と左手が逆になっているよ!
あれ?肘がついていないかい?
なんてことも、今はよくあることです。
綺麗な音色を出すためには、「聴く力」や「考える力」もとても大切です。
こんな音色を奏でたいという目標を持ち、今、自分の楽器から聞こえる音色と目標にしている音色は何が違うのか…。
目標の音色に近づくためにはどうしたらいいのか…。
一生懸命考えながら試行錯誤して、お友達の音色、先生の音色、自分の音色を耳で聴いて目標に近づけていきます。
今日は、「シ」「ラ」しか出てこない、「タコタコあがれ」をみんなで練習し、一人一人、先生からチェックを受けました。
始まったばかりのリコーダー、楽しみながら、上達していってもらいたいです。
2年後の鼓笛にむけて頑張ろうね、3年生。