自然教室保護者説明会
音楽室から鼓笛隊の入場曲『海兵隊』が聞こえてきます。
初めの頃は自信なさげに聞こえた音色も、今ではリズムに合わせて力強い音に変わってきました。
「もうすぐ運動会だなぁ。」と感じる時期です。
学校が運動会色に染まり始める中、今日は4~6年生の自然教室保護者説明会が行われました。
4年生にとっては初めての、6年生にとっては最後の自然教室です。
自然教室とは、自然に親しみながら友達と協力し自主的に生活できる力を育むために行われる宿泊行事の一つです。
4年生は館山方面、5年生は那須、6年生は日光へ向かいます。
今日は、自然教室の行程や諸注意、持ち物の確認を各学年団より保護者の皆様に向けて行いました。
明日から5月。
3日からはGW後半が始まります。
是非、連休中にお子さんと一緒に必要な物を揃えたり準備を進めたりしていただければと思います。
この時期になると、思い出すことがあります。
昨年コロナが5類となり、自然教室も以前のように2泊3日の宿泊日程に戻りました。
しかし、コロナ禍では自然教室が中止・縮小されることを告げられた子ども達が、とても残念そうにしていたことを今でも覚えています。
「ずっと楽しみにしていたのに…」
「最後の自然教室…友達と夜に喋りたかった…。なんでだよぉ…」
ポツリポツリと聞こえるあの頃の子ども達の寂しそうな声や涙ぐむ声を聞くたびに、当時は胸がしめつけられるような思いをしました。
しかし、今は日出学園小学校の「当たり前」が戻ってきました!
「先生、班分けはいつやるの!?」
「バスの席は自由ですか?」
「お土産いっぱい買いたいな!!」
自然教室が近づくと聞こえる子ども達のはつらつとした声。
「も~みんな落ち着いて!もう少ししたら説明するから!」と伝える教員の表情もにこやかです。
この「当たり前」の教員と子どものやりとりが戻ってきたことを改めて嬉しく思います。
コロナで自然教室に行けなかった卒業生達の分まで、思いっきり楽しんほしいです。
自然教室まで、あと15日です。