最高の運動会にするために
運動会を明日に控え、子どもたちの準備も大詰めを迎えています。特に高学年の子どもたちには沢山の仕事があります。
図工の授業では、入場門のペンキ塗りの総仕上げを行いました。明日雲一つないお天気になることを願って、空の色は澄み切った水色だけで仕上げました。
テントの骨組みや机など重いものも運ばなければなりません。鼓笛行進やダンスで培ったチームワークを生かし、下級生たちが帰る姿を尻目に汗を流して運びます。
勝敗に関わる白線引きは緊張の瞬間です。メジャーで長さを図り、1cmの誤差もないように細心の注意を払っています。
明日進行役を務める児童会の子どもたちは入念にセリフを確認しています。原稿はありますが、白熱する競技を実況している時に紙を見る余裕はありません。メンバー同士で聞きあって、覚えているか確認しています。
万国旗も上がり、テントや入退場門も設置されてついに会場完成!
去年まで、運動会の日に登校すれば当たり前のように整備されていた会場が、実は上級生が一生懸命準備してくれていたことに気づいたようです。大変な作業もありましたが、初めて運動会をつくる側に回ったことで見えてきたものもありました。
自分の仕事が終わった後に、誰に言われるでもなく掃き掃除をしている6年生がいました。聞けば「最高の運動会にしたい」とのこと。彼らにとって4年ぶりとなる制限なしでの運動会。それ以上に、小学校生活最後の運動会でもあります。明日の運動会が皆にとって最高のものになるよう、自分にできることを考え、行動してくれました。全学年が閉会式まで参加する今回の運動会。それぞれの思いを胸に、明日が最高の日となるよう練習や準備に全力で取り組んできました。子どもたちの頑張りに、ぜひ惜しみない声援と拍手をお願いいたします。