夏のよそおい
『鳴く声はまだ聞かねども蝉の羽の薄き衣はたちぞ着てける』
日に日に肌にまとわりつくような湿気を感じるようになってきました。
本日の暑さ指数は31.2を記録し、強まる日差しが私たちに夏の到来を感じさせています。
暑さのために外で遊ぶことができない分、子どもたちは図書室や教室、音楽室等、屋内で思い思いの昼休みを過ごしており、楽しげな様子です。
さて、この一首は『古今和歌集』『後撰和歌集』に次ぐ勅撰和歌集である『拾遺和歌集』の、巻二から始まる「夏」に巻頭歌として収録されている歌です。
蝉の声はまだ聞こえてこないけれども蝉の羽のような薄い衣を着たという、まさに夏の訪れにぴったりな一首ではないでしょうか。
そして、日出学園小学校でも、本日から女子は盛夏服の着用が認められ、青色で涼し気な夏のよそおいをしている児童をちらほらと見かけます。
男子用の夏服、女子用の夏服、そして盛夏服。どの服も過ごしやすく、子どもたちは笑顔で授業を受けることができています。
1学期はまとめの時期に入り、もうすぐ終わりを迎えようとしていますが、夏はまだまだこれから。
衣服をはじめとして、こまめな水分補給や空調による適切な温度管理をより一層、気にかけていかなければならない時期です。
健康に気を付けて、今年もこの暑い夏を乗り切っていきましょう!