6年生が2年生に授業をしてくれた!!(2年生)
6年生は、理科の時間に空気中の気体の学習をしています。
その中で、二酸化炭素が増えると、学習の効果が下がるどころか、体にも良くないことを学びます。
そこで、小学校の各教室において、どのようにしたら二酸化炭素を減らし、過ごしやすい環境になるのかを考え、理科の授業内や、休み時間、放課後の時間を使って実験を行いました。
子ども達は、グループごとに担当の教室で実験に取り組みます。
教室によって、机の数が違いますし、本棚や戸棚等も置かれている場所が違います。
グループで話し合って、
「窓を片方だけ開ければ快適な空間になる。」
「机の向きをこのようにしたら空気の流れができる。」
「戸棚を片方に寄せて、本棚を反対の向きにしたらどうか。」
「植物が効果的かもしれない。」
など、話し合いながら教室のレイアウトを考ました。
いくつかのパターンが出ると、実際に二酸化炭素の検知器で測定して比べました。
そして、実験の結果から、どのようなレイアウトにすれば、二酸化炭素の少ない過ごしやすい教室環境になるのかが分かりました。
そして今日が、担当のクラスへの提案の日となりました。
2年生の教室で実験をした6年生の2グループが、この結果を踏まえて2年生に授業形式の発表を行ってくれました。
ブレインボードを駆使して、自分達の実験結果を発表している姿は、とても頼もしいものがありました。
2年生には、二酸化炭素という言葉自体難しいものがありましたが、6年生はとても分かりやすい言葉で教えてくれました。
2年生は、真剣に耳を傾けて聞いています。
分からないところも、努力をして聞いていました。
今回の6年生の授業を横から見せてもらい、体験を伴わない教科書だけを使った机上の学習よりも、より効果の高い学習ができたなと感じました。
どのような実験が良いのか議論し、実際に数パターンを実験した上で、最適解にたどり着き、相手の年齢に合わせた授業形式の発表ができたことは素晴らしいことです。
今後も、このような体験型授業を重ねることで、プレゼンに強い子ども達に育ってもらいたいです。