スキー教室 3日目
深々と降り続く雪
3日目の今日は、本格的な雪模様です。
みんなのスキーには、大自然からのプレゼント
スキーのトップに、雪の「ハート」ができています。
「起床の時刻になりました」
シーンと静まりかえった宿舎の廊下に、少しずつ声が聞こえ始めました。
昨日は起床時刻前からザワザワしていたのに、やはり疲れもあるのでしょう。
朝食の時間です。大きな窓から外を見て「今日、スキーできるのかなぁ・・・」と不安げな声
いつもより少しお替りをする子が少ない気がしました。検定への緊張?それとも練習の疲れ?
検定前の練習が始まりました。
降り積もった雪は約20cm。滑る感覚が昨日までとは、まるで違います。
滑ってきた子ども達にインタビューしました。
Q:「今日のゲレンデ、雪の感触はいかがでしたか?」
A:「足が疲れた!すすまないよ!」
A:「板が外れたんだけど、見えなくてストックで掘ったんだよ!」
A:「すぐ止まっちゃうし、ボコボコしててこわぁい」
それぞれが昨日までのゲレンデとの違いを口々にしていました。
昼食はミートパスタです。
大人気のパスタは、お替りにつぐお替り。
夢中で食べたのでしょう。みんなの口の回りにもミートソースが。
さぁ、いよいよ検定開始。
いつもとは違う雰囲気にドキドキが止まりません。
「合格できるかなぁ・・・」そんな不安が表情から伺えます。
検定が終わった後は再び練習です。
ずっと雪が降っていたので、手足がかじかんでしまう子もいました。
「先生、凍傷になったら、お湯じゃなくて水をかけるんだよ。サバイバルシリーズで読んだ」
普段の読書からも、しっかり学びがあることがわかります。実践できました。
ゆっくりお風呂に入って、冷えた体を温めました。
夕飯を食べ終わって、夜のミーティングです。
今日の検定の結果の発表があります。
みんな、固唾を飲んでゼッケン番号が呼ばれるのを待ちます。
短い時間の練習で、かなり上達しました。
番号が呼ばれたことに歓喜し、涙ぐんだり抱き合ったり。
静かに結果を受け入れ、胸に刻む子もいました。
合格して嬉しい子も、惜しくも合格を逃して悔しい子も、これからもスキーを続けて上達してほしいと思います。
明日は最終日。
友達と滑るスキー教室の最終日を楽しみたいと思います。