生いたちの記 スタート!
6年生はいよいよ『生いたちの記』がスタートしました。
つい先日6年生になったと思ったら、もう卒業に向けての作業をする時期になったのかと改めて実感しています。
『生いたちの記』とは、6年生が卒業前に記す12歳になるまでの自分の記録です。
生まれてから今までの人生の出来事を一つ一つふり返り原稿用紙に綴っていきます。
ほとんどの子にとって、50枚以上を目標に書く『生いたちの記』はこれまでの学校生活の中で書く最高枚数の作文になると思います。
このブログを読んでいる卒業生の方は、『生いたちの記』の作成の大変さは今でも忘れることがないのではないでしょうか。
先日、日出を卒業した保護者の方と『生いたちの記』の話をしました。
その方は、
「当時はかなり苦労しましたが、改めて今手に取ると本当に作ってよかったと思います。」
とおっしゃっていました。
当時の自分や思い出が鮮明に蘇ってきたと。
『生いたちの記』を始めたばかりの6年生はもうしばらくすると、その苦労を実感すると思います。
「なんでこんなものを作らなければいけないんだ。」
と思うと思います。
しかし、『生いたちの記』の本当の価値がわかるのは大人になった時です。
いつか『生いたちの記』を開いた時に今の自分と出会えるように、
思い出や今考えていることをしっかりと言葉にして原稿用紙に閉じ込めてほしいと思います。